留学先の決め方~道しるべになった恩師の言葉~

これが最も難しいですね。ステップ2というよりもステップ1と同時進行で長い時間をかけて情報収集して、後悔しない選択をしてください。
留学先の決まり方は大きく3通りだと思います。

①大学などの大きなくくりが持っている”枠”に順番待ちで留学する
②知人の紹介で教授を教えてもらって自分を売り込む
③全くゼロの状態から学会やメールで突然コンタクトをとる

私の場合は自分の興味のある分野で①の方法は取れなかったので②と③を駆使しながら決定しました。個人的には人対人なので、絶対に信頼できる人の紹介してもらった方が有利に話が進むと思っていたので、②の方法の方が確実性が高いと思っていました。
実際に有名な教授のところには山ほどの受け入れ希望のメールが届いているようで、③の突撃法はなかなか確率が低いかもしれません。

私は恩師に



その分野の上流に行きなさい 

と言われ、最初から最先端の教室に行く事を強く意識して留学先を選択しました。

一旦上流に行ってしまえば、下るのは簡単です。でも逆に着地点が下流であれば、上流に行くのは至難の業です。興味がある分野の主要プレイヤーを調べ、上流と思われるところに飛び込みましょう!!

今やインターネットが発達していて多くの情報を入手できるので調べていくことは可能ですが、私はやはり、
人から情報を集める“ 事を勧めます。
やはり旬で生きのいい情報は、その分野の専門家と直接話すことに限ります。
信頼できるメンターから得られた情報は信頼性が非常に高いですし、興味がある分野の方に聞いたときに同じ人の名前が出てくるようなら、その人が上流の人かもしれません。
ただし、注意点があります。自分でできる範囲でしっかり知らべてください!
質問する技術がないと、いい答えは得られません!
1から100まで教えてくださいっていう態度だとまともな情報は得られません。
「私は●に興味があり、自分で調べた限りでは●大学や●大学が候補かと思っているが、他に有益な選択肢はないでしょうか?」
という質問の仕方がいいと思います。
参考に私がたどった経過を載せておきます
💁<私が留学先の選定の際にたどった経過の抜粋>🙋
2014年4月 大学院に入学
2015年3月 学生時代より親しくさせて頂いている教授の先生からアメリカのA大学を紹介される
→メールでやり取りを行うも、1か月程度の短期コースの受け入れはあるが、その他のコースの受け入れは困難である事が分かる
2016年9月 アメリカの学会に行った際に、先輩が留学しているB大学の訪問を行う。B大学のB教授が私の研究分野の中心人物であった。
2017年4月 B大学に留学中の先輩より、B大学からC大学の教授として輩出されたC先生を紹介される。
2017年11月 C先生と連絡をとり、2018年以降の受け入れ可能である返事を頂く(初めてCV作成した)。
2018年4月 大学院卒業
その後日本の施設に進もうか迷う時期があったが、より研究レベルの高い海外の施設へ行くことを決意
2018年12月 D大学のD先生に受け入れを打診
2019年2月 D大学のD先生より、自身で十分なグラントの獲得ができれば、受け入れは可能との返事を頂く
2019年3月 B大学のB先生に受け入れを打診→すこしトラブルになるが、結局受け入れ困難。
C大学とD大学の2択になり、日本のメンターの先生方に相談する。
2019年4月 C大学に決定する
決め手は以下の通りでした。
📌<私が留学先を決定した決めて>📌
・C大学から給料がいただけるので、確実に留学ができると考えたため(D大学はグラントの獲得が条件であった)
・C先生よりもD先生の方がはるかに若く、将来的な可能性が大きいため
・C先生は私の分野の権威であるB先生とのつながりが強く、いろいろな人脈の形成ができる可能性があると考えたため
✅教授が医師でなくてもいいか?
医者の私としては医師以外の上司に着いたことがないので、この点も悩ましかったですが、日本の経験豊かな先生方に聞いた結果、「教授が医者じゃなくても全く問題ない」ようです。要は自分がどんな経験が積めるかですね!
ステップ2:留学先を決める の まとめ>
・その分野の上流に行くことを念頭に施設を選ぼう
・質の高い情報は質の高い人から得られる!そのためにいろいろな人に直接会って話を聞こう
・質の高い情報を得るために質問の技術を磨いておこう
・選択を迷ったときは選択肢の教授・教室の潜在的な可能性も考える
・給料がでるか出ないかはひじょーーに大切!

ステップ3 留学先の教授から承諾を得る へ

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