自分の部屋の鍵がかからなかったので毎日トランクに鍵をかけ出かけていましたし、ホストに迷惑をかけないように物音を立てる事に神経質になっていたりしました。
しかし、何泊するうちに、ある程度の安全は保障されており、そこまで気を遣う必要はないことがわかりましたし、楽しみ方も分かりました!
同じ抵抗を持つ日本人の方のために私の感想と評価を共有したいと思います。
🙆読んで欲しい人🙆
🙋Airbnbを使って旅行しようかと考えているが、ちょっと抵抗がある人
🙋余った部屋を民泊で使おうかと思っておりAirbnbにホストとして登録しようか迷っている人
*目次*
1、Airbnbとは?
2、ホステル私のAirbnbの経験からの感想 注意点・トラブル・安全性について
3、ホステル・ホテルとの比較
4、Airbnbをさらに快適に利用するための5つポイント
4、Airbnbをさらに快適に利用するための5つポイント
5、民泊サービスをAirbnbで始めるのもありかも
1、Airbnbとは?
Airbnb(エアービーアンドビー)は2008年に設立され、サンフランシスコに本社を置くAirbnb, Inc.により運営されている、民泊の提供者と利用者をつなぐウェブサイトです。世界191カ国で600万件の宿泊先の紹介が可能で、今までになんと5億人が利用しています。
サイトは「booking.com」や「HOSTELWORLD」と同じような使い勝手で、場所・期間を入力して検索をかけ、地図に使用可能な部屋が提示され、選ぶことができます。例えば下図のような形で一目瞭然です。
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Airbnbのウェブページ画面 |
オーストリアに来た当初、私はホテルに宿泊していましたが、同僚がみな口をそろえて「宿はAirbnbで探した方が絶対に安いのでお勧めである」というので実際に調べてみると非常に多くの部屋が出てきました。
欧米ではシャアハウスの文化が定着しており、見ず知らずの他人が4LDK程度の部屋に住むという事は非常に一般的ですので海外ではAirbnbの抵抗はないんだと思います。
おおよそホテルの1/2程度の値段で、ホステルよりも安かったのでAirbnbを利用し宿泊先を探しました。加えて、キッチンや洗濯機もあったので、非常に経済的でしたし、ごみはホストが捨ててくれて、不自由なく生活できました。
(利用方法の概要)
①まずは個人情報を登録します。パスポートの登録も求められました。
②位置・値段・写真・評価・前の利用者の口コミを参考に部屋を決めます。
📌ホストは利用者に以下の項目で5点満点の点数をつけられて評価されます。
・清潔さ
・コミュニケーション
・チェックイン
・正確さ
・ロケーション
・コスパ
一定のステータスの獲得に成功したホストがはスーパーホストの称号を得ることができ、利用者に高い評価を受けることが出来ます。
③気に入った部屋を見つけたら、予約の希望を出します。希望なのがみそです。
ホストは24時間以内に返事をする必要があり、返事がないと自動的に予約はキャンセルされます。
私は1度返事がなくキャンセルされたことがあります。
また、1度は値段を引き上げられ、この値段であれば宿泊を受けてもいいと言われました(1月3日からの宿泊希望だったので、それはそうかと思いましたが。。結局我が家に入居できたのでその部屋は利用しませんでした)
④ホストからの承諾が得られると、ホストからの快いコメントと共に、承諾が得られたことがメールで知らされます。
そのメールから一定期間内にクレジットカード決済を行えば予約完了となります。
📌ただし、一定期間後には返金・変更不可になるので、日程などをきちんと確認して利用する必要があります。
(チェックイン・チェックアウト)
概ね、午後にチェックイン、午前中にチェックアウトという形です。
料金に掃除代がベッド含まれており、ホストは部屋を掃除しておく義務があるようです。
ですので前の利用者が午前中に出て、掃除する時間があり、午後に次の利用者が入ってくるという感じです。
鍵の受け渡しは
①ホストが自宅に待機してくれているパターン
②どこかに鍵を隠してくれているパターン
③所定のロッカーなどに入れてあり暗証番号を教えてえるパターン がありそうです。
鍵の返却は、ポストに入れておくか、指定された場所に置いておくかだと思います。
(おおよその設備)
Wifi: 私がチェックした限りwifiはすべての部屋でついていました。
冷蔵庫・キッチン・電子レンジ:もちろんあります。コップやお皿は自由に使用可能で、使用後は食器洗浄機に入れておけばよかったです。
(少し余談ですが、こちらでは食器洗浄はほぼすべての家に常備されています。最初からキッチンに組み込まれていることが多いです)
シャワー:タオルを貸してくれます
洗濯機:部屋にあるかアパートの地下にあるかで、自由に利用可能でした。
部屋の鍵:自分の部屋の鍵があるところもあります。鍵を閉めれた方が安心ですよね。ただ、それはサイト上でははっきりしません。どうしても気になるのであれば支払い前にホストに確認すればいいかもしれません。
2、私のAirbnbの経験からの感想 注意点・トラブル・安全性について
その実体験と感想を記していきます。
🏠部屋①
街中でスーパーやバス停も近く近くにある立地が非常にいいシェアアパートの1部屋でした。1拍3000円ほどです。学生が3人と夜勤がメインの社会人1人が住んでいるアパート(要するに4LDKです)で学生の一人が帰省している間に貸しに出しているというものでした。
(鍵の受け渡し)
教えられた住所に約束の時間に行くが20分ほど誰も来ないまま待ちぼうけでした。20分遅れて鍵を私に住民が来てくれました。ホテルのように受付にずっと誰がいるわけではなく、相手も一般人なので、用事ができたりしますし、このあたりがAirbnbの難点です。ただ、あとでネットにアクセスしてメッセージを見ると、20分ほど遅れるというメッセージが来ていました。私はポケットwifiをもっていませんでしたが、ポケットwifiを持っていたらストレスは軽減されたと思います。
(部屋)
部屋は非常にきれいにされていました。たんすの中にはもともと生活している人のものが入っているのではけないようにと言われましたが、それ以外のスペースは自由に使ってようかったです。8畳ほどはある部屋にベット・ソファー・小さいテーブル・ワークデスクがある部屋でした。もちろんwifi完備です。タオルを1つ貸してもらえました。
キッチンの調理器具・冷蔵庫、シャワー・洗濯機などの設備は自由に使っていいと言われました。
ただ、最初の障害になった問題は、コバエがたくさんいた事です。キッチンにコバエがいて、その影響で私が使用していた部屋にもコバエが飛んでいました。部屋でご飯を食べたり、コップを置いておくことすら嫌な環境でした。なので、殺虫剤を自分でかい、一度退治したらその後はあまりコバエに出くわすことなく過ごすことができました。基本的にはホストは夜に騒いだりすることもなく、私の部屋に勝手に入ってきたりしませんでした。時折出くわしては世間話をして、むしろ言語の勉強になるし、いい環境だったと思います。ただし、彼らは学生ですし14日間で2回パーティーが開催され夜中にピアノを弾いたりされ寝ずらい夜がありました。うち1回は見知らぬ若い男の学生が24時ごろに私の部屋に入って、一緒にダンスを踊ろうと誘ってきました。きっぱり断ると退散していきました。
部屋に鍵がなかったので盗難にあわないか心配でした。よって、毎日トランクをしめて出勤していました。最初は、トランクを占めたファスナーの位置が変わっていないかなど気にしていましたが、誰かほかの人が触った形跡は全くありませんでした。もちろん盗難被害もありません。
結果、安全に快適に格安でしかも洗濯機なども使い放題で過ごすことができ、非常に満足しています。
朝早くにシャワーを浴びるのをひかえたり、住民への気遣いにつかれましたが、今思えばそんなこと気にしなくよかったと思います。基本的には自分のライフスタイルを遂行していいです。
(鍵の返却)
・ドアの近くの箱に入れるように言われ、そのようにしました。
<困った事>
・鍵の受け渡し時に20分ほど待たされた
・キッチンにコバエがいた
・ホストが夜間に騒いで寝ずらい夜があった。
<よかったこと>
・非常に経済的だった
・洗濯機が使えた
・ホストと仲良くなれ会話ができた
🏠部屋②
部屋①の予約の期間が終わったので部屋②へ移動しました。
3DKの間取りで、1部屋に管理人が日中は滞在しており、その他2部屋がAirbnbで利用されていました。町中からはバスで15分程度離れていますが、スーパーは近くにありました。一泊4500円程度です。同時期にイギリス人の女性が滞在していました。管理人は平日朝8時ごろから17時ごろまで部屋にいるような環境で、私一人になる時間も多く、快適でした。
(鍵の受け渡し)
またしてもwifiがないとネットが使えず、鍵の受け渡しが困難でしたが、今回はとある場所に鍵を隠してもらっていたので、あまりストレスなく部屋に入れました。
(部屋)
ホスト宅に着いた時には誰もいませんでしたが、部屋は非常にきれいにされ、タオル3枚とハリボが置かれており、ホテルに来たような感覚になりました。今回の部屋は科全に空室で家具はありますが、洋服などの私物は全くありませんでした。部屋は8畳程でベット。・ソファー・テーブル・勉強机・キャビネットがありました。
民泊生活にも慣れてきたので、食料品を買って簡単な料理などもして、節約し、好きなものを食べることもできました。
部屋に鍵がついていたので、自分の道具を広げっぱなしで部屋に鍵を閉めて出かける事が出来たことも非常に快適でした。
水回りも非常にきれいで、清潔感がある部屋でした。非常に静かな場所で快適に過ごすことができました。
コインランドリーがマンションの地下に10セント/10分で、洗濯に40分はかかるので途中で小銭がなくなりこまりました。コンビニなどないので、両替できず、やむなく次の日の朝まで放置し、スーパーが相手から両替して続きの洗濯をしました。
(鍵の返却)
・ポストにいれ返却しました
<困った事>
・特になし(コインランドリーの使い方が当初わかりませんでしたが、これはドイツ語が分からないからです)
<よかったこと>
・非常に経済的だった
・ホステル以上、ホテル同様に安心・快適な生活ができた
・住民・ほかのAirbnb利用者との交流があった
以上まとめると、
<利点>
・ホステルよりも格安
・個室なのでホテルと同レベルでプライバシーは保護される
・ホストや利用者は個人情報を登録する義務があり、それぞれがそれぞれの評価を受けます。よって、あまり下手なことはしないという安全性は担保されている。
・ホストや他の滞在者との交流がある
・洗濯機・キッチンなど生活に必要なものはそろっている
<注意点>
・キャンセル可能な期間を過ぎると返金不可能・宿泊日数の短縮も不可能
・不潔な場合がある
・夜中パーティーされる場合があるなど住民の生活の影響を受ける
・英語か現地の言語でのやり取りが必要
<トラブル>
・鍵の受け渡しの際に建物の前で20分ほど待たされる
・酔っぱらって勝手に部屋に入ってたことが1回あった
3、ホステル・ホテルとの比較
学生の頃に、バックパッカーで10か国回った際には主にホステルを利用していました。他人との交流があるという点でホステルが比較対象になるのではないかと思い、ホテルに加えてホステルとも比較してみました。それぞれの項目を10点満点で採点しています。
ホテルは何といっても安全性が利点です。ホステルは交流が醍醐味です。
Airbnbは鍵の受け渡しの難点がありますが、安全性についてはホテルからさほど落ちず、交流も可能で、ホステルよりもさらに安く利用できるいいとこ取りのサービスだと思います!!
参考にインスブルックの同様のエリアでのBooking.com, HOSTELWORLD, Airbnbの検索結果を添付します。
ホステルよりも安い!ですね(インスブルックでホステルが発達していないという問題点はありますが)
4、Airbnbをさらに快適に利用するための5つポイント💯
①鍵の受け渡しの際の連絡にはポケットwifiが便利なので持っておくと吉
②よりよい施設を選ぶには
1)ホストの評価の点数を確認する
2)口コミの数と内容を確認する
3)スーパーホストかどうか(一定のステータスの獲得に成功したホストが得る称号)
をチェック!
③自分の部屋に鍵がついているとさらに快適だった。サイトないだけの情報だと不明なので、宿泊前に問い合わせてもいいかもしれない。
④冷蔵庫・キッチン・食器・洗濯機などのアメニティも使い放題なので着替えなど少な目でもいいし、日本のインスタント食品など持参するのもアリかもしれない
⑤ホストと会ったときはフレンドリーに話そう、またホストの家は大事に使おう!
5、民泊サービスをAirbnbで始めるのもありかも
10年前にヨーロッパで安く宿泊先を探すのはホステルが主流だったのに今となってはAirbnbにとって代わられています。このAirbnbの勢いに加え、急速に発展しているネット社会、そして、日本の空き部屋問題を考えると、日本でもAirbnbが、これからもっともっと一般的になっていくんじゃないかと感じます。
外国人が好んで使うかもしれませんが、国内の旅行でも日本人が使うようになると思います。
かくいう私も実は今度帰国し1か月半ほど神戸に滞在する予定ですが、滞在場所をまずはAirbnbで検索しました。
ただ、残念ながら1つの物件丸ごと貸し出し物件で結局1人で利用するとホテルと同様の値段になってしまう部屋や、ドミトリーでホステルのような感じの部屋が多く、Airbnbの利点を享受できない施設が多かったので今回は利用しません。
利用者の私としては、ホステル程度の値段で部屋を貸してくれるシェアハウスがあれば非常に助かると感じました。もともと家族が使っていたが今は使っていない一室や、大きめの間取りの部屋を借りてしまって余っている一室(許可が必要かもしれませんが)などなどAirbnbをうまく利用して提供してくれると助かるなと感じました。
<まとめ>
Airbnbは非常に浸透した宿泊サービスです。
ホステルよりも安全で安いのでいいとこどりなサービスだと感じました。
今後日本でも発展してもらえば数日の旅行の際などに利用できるのでありがたいです。
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