
パワーポイントで簡単に動画作れますよ。しかも、取り直しはスライド毎にやればいいだけなので、動画編集ソフトも要りませんよ。
私は海外の大学で勤務していますが、今学期はパワーポイントで90分の英語での授業を10コマ以上録音しましたので、その方法を教えますね!
英語の台本作りと発音の確認に便利なオンラインツールもあります。

例として、このブログの内容の簡単なビデオをパワーポイントで作ってみました。↓↓
2020年も数日で終わりますが、今年はコロナウイルスの影響で非常に困難な年になりました。
大学の教師をしている私が受けた大きな影響の一つは、遠隔授業への切り替えでした。
私はオーストリアの大学で教鞭をとっていますが、4月の完全ロックダウンの際に、大学の授業は原則遠隔となる事が決まり、録音した授業をネットに上げるという作業を繰り返しました。
英語を話さなければいけないこともあり、非常に苦労しましたが、この経験で得た技術は今後役に立つものだと思いますので、ここに共有したいと思います。
現在、授業だけでなく学会発表もビデオを作成してアップロードする形で運営されていますし、今後ネットを介した情報共有が発達するであろうことを考えると、ビデオ作成の技術は重要だと思います。
特に私が使用したツールはパワーポイントであり、しかもスライド1枚ずつレーザーポインターで説明しながら音声を付けれるので、台本の準備や修正もしやすいです。
- スライド作成後、1枚ずつプレゼンテーションを行う。
- 満足がいかないスライドのプレゼンテーションのみ取り直す
- MPEG-4形式で保存する
- 要領が大きすぎる場合などはその他の画像編集ソフトでの編集が必要:おすすめはCamtasia
- 英語の台本づくり・発音確認のためにやった事も紹介します。
目次
① 1枚ずつプレゼンテーションを行う
もちろん、10分ほどの短い発表であれば、最初から最後まで一気にプレゼンテーションを行う事も可能ですが、分けて作業をしたいときもあると思います。
私の場合は英語での録音なので、1文1文発音を確認して、録音しては入れ直しという作業が必要だったので、1スライドずつ編集する事ができたので非常に助かりました。
難しい手順はありません。
パワーポイントを開いて、
スライドショータグ→スライドの記録(現在のスライドから記録)
を押すだけ。
注意点)”タイミングを使用”、”ナレーションの再生”にチェックを入れておく
以下のようなポップアップがでるので、
□スライドとアニメーションのタイミング
□ナレーション、インク、レーザーポインター
どちらもチェックを入れて、記録の開始!
そのスライドのプレゼンテーションが終わったら、左上のポップアップの”x”で終了するか、ESCで終了、もしくは次のスライドに移る。
②満足がいかないスライドのプレゼンテーションのみ取り直す
満足がいかないプレゼンテーションはスライド毎に取り直します。
まず、問題のスライドのナレーションとタイミングを削除します。
スライドショータグ→スライドショーの記録→クリア→現在のスライドのタイミングをクリア・現在のスライドのナレーションをクリア
を押します。
すべてのスライドをクリアしないように💦
削除したスライドのプレゼンテーションを取り直しです。
修正はスライド毎に消して撮る
③MPEG4形式で保存する
保存の方法は2通りあるようです。
1)私が主に使っていたのは、
ファイルタグ→名前を付けて保存→ファイルの種類:MPEG-4 ビデオを選択
を選択です。
2)もう一つの方法は、
ファイルタグ→エクスポート→ビデオ作成 です
サイズが選べるので、あらかじめ要領を小さくしたビデオの作成が可能です。
”記録されたタイミングとナレーションを使用する”を選択する
上記の手順でパワーポインとからビデオを作成する事ができます。
私の場合は、90分の授業のビデオであり、途中参考の動画などを含んでいたため、1GB程度になる事が多々ありました。
授業のためのオンラインストレージの限りもあり、容量を小さくする必要があったので、いろいろなソフトを試した結果、Camtasiaで簡単に高画質のまま容量を小さくすることができました!
いくつか無料のサイトやソフトを試しましたが、いずれも、容量が大きすぎるものには対応していないか、容量を大きくするのと引き換えに画質と音声が非常に劣化するものばかりでした。。
もし、容量を小さくする必要があるのならば、有料ですがCamatasiaが断トツでおすすめです。私はオーストリアの現在の教室の教授から勧められて使っています。
⑤英語の台本づくり・発音確認のためにやった事
まだまだ英語が流暢ではないので、私は、授業で話すことを練習する必要があります。
台本を作って練習していきます。
ただ、台本の問題点は、台本から目を離した時に自分がどこを読んでいたかわからなくなることです。
日本の恩師から習ったコツは、台本にスライドの画像を貼り付け、一目で読むべき場所を分かるようにする事です。
そのようにするために私が活用しているのは、パワーポイントの”配布資料の作成”という機能です。
手順は以下の通り、簡単です。
① スライド毎にノートに台本を書く
②ファイル→エキスポート→配布資料の作成 でワード形式で保存される。
Microsoft Word のページレイアウトを選択するポップアップがでますので、
スライド横のノート(N)を選択します。
出来たワードファイルを印刷して終了です。その際は台本をめくる手間をできるだけ省きたいので、台本が要らないスライドの情報を削除したり、印刷時に印刷用紙1枚に2ページ分印刷するように設定しています。
加えて、英語の発音やイントネーションが間違っている事が多々あるので、私は以下の無料サイトで発音の確認をしてから録音するようにしています。
アメリカ男性/女性、イギリス男性/女性など読み方を選択できるので、私はヨーロッパにいるのでイギリス男性の選択しています。
まとめ
以上、最も身近なソフトの1つであるパワーポイントを使用して、ビデオを作成する方法を紹介しました。
今後さらなる遠隔のコミュニケーションが発展し、ネットを介した情報共有の重要性が高まる中、汎用性のある技術だと思います。
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コロナの影響もありネットを介した授業や発表があるんだけど、難しい編集ソフトの使い方から分からないしストレスだ。。